第96番
はなさそふ
あらしのにはの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり
はなさそふ あらしのにはの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり

歌人: 入道前太政大臣

現代語訳

花を誘う嵐の庭の雪ではなくて、古りゆくものは我が身であったよ。

解釈・解説

老いを実感する心境を桜と雪に託して詠んだ歌。「ふり(降り・古り)」をかけた技巧的表現。

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テーマ: 人生

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最終アクセス: 2025年07月04日