第92番
わがそでは
しほひにみえぬ おきのいしの ひとこそしらね かわくまもなし
わがそでは しほひにみえぬ おきのいしの ひとこそしらね かわくまもなし

歌人: 二条院讃岐

現代語訳

私の袖は潮干に見えない沖の石のように、人こそ知らないが乾く暇もない。

解釈・解説

恋の涙で常に濡れている袖を沖の石に例えた歌。隠れた恋の苦しみを表現した技巧的作品。

詳細情報

季節: 無季

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最終アクセス: 2025年07月04日