第51番
かくとだに
えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを
かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを

歌人: 藤原実方朝臣

現代語訳

このようだとさえ、どうして言えようか、伊吹のさしも草、それほどとも知らないでしょう、燃える思いを。

解釈・解説

激しい恋心を表現できない歯がゆさを詠んだ歌。「さしも(左様も)」と「さしもぐさ(蓬)」をかけた技巧。

詳細情報

季節: 無季

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最終アクセス: 2025年07月04日