永六輔
日本の放送作家・作詞家・タレント(1933-2016)。本名は永孝雄。『上を向いて歩こう』『津軽海峡冬景色』などの名曲の作詞を手がけ、ラジオパーソナリティとしても活躍した。中村八大、坂本九との「六八九トリオ」で数々のヒット曲を生み出した。「人生は楽しまなければ損だ」「笑いは人間の特権だ。動物は笑わない」など、明るく前向きな人生観を示した。また「言葉は生き物だ。大切に使わなければならない」として、日本語の美しさと重要性を説いた。晩年は病気と闘いながらも創作活動を続け、その不屈の精神と温かいユーモアで多くの人々に愛された。日本の戦後エンターテインメント界の重要人物の一人である。