韓信
紀元前231年頃~196年。中国秦末~前漢初期の軍事家。劉邦(後の漢の高祖)に仕えて項羽との楚漢戦争で活躍し、漢王朝建国の立役者となった。「国士無双」「背水の陣」「四面楚歌」など、現代でも使われる故事成語の主人公。若い頃は貧しく「股くぐり」の屈辱を受けたが、蕭何の推薦で劉邦に重用される。井?の戦い、イク下の戦いなど数々の戦いで奇策を用いて勝利を収め、「兵仙」「戦神」と称された。用兵の天才として「韓信の用兵、多多益弁」(韓信が兵を用いれば、多ければ多いほど良い)と評価される。しかし、その能力を劉邦と呂后に警戒され、最後は謀反の疑いをかけられて処刑された悲劇の名将。