トーマス・エジソン
アメリカの発明家・実業家(1847-1931)。電球、蓄音機、映画撮影機など約1300の発明を行い、「発明王」と呼ばれた。メンロパーク研究所では組織的な研究開発を行い、現代の企業研究所の原型を作った。「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」という名言で知られるが、実際は努力の重要性を強調しつつもひらめきの価値を軽視していたわけではない。「失敗なんてしていない。うまくいかない方法を1000通り見つけただけだ」「私は失敗していない。うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」など、前向きで機知に富んだ発言を多く残している。その楽観主義と実践的なアプローチは現代の技術者や起業家にとって重要な指針となっている。