エルヴィン・ロンメル
1891年~1944年。ドイツの軍人。第二次世界大戦で「砂漠の狐」と呼ばれ、北アフリカ戦線でイギリス軍を苦しめた戦術の天才。第一次世界大戦では歩兵将校として活躍し、カポレットの戦いで武功を立てた。第二次世界大戦ではフランス戦で第7装甲師団を指揮し、電撃戦の成功に貢献。北アフリカではドイツアフリカ軍団を率い、機動力を活かした戦術でイギリス軍を翻弄した。トブルク攻略、ガザラの戦いでの勝利など、劣勢な状況でも勝利を重ねた。しかし、エル・アラメインの戦いで敗北し、その後連合軍の反攻で後退を余儀なくされた。ヒトラー暗殺計画に関与した疑いで1944年に自殺を強要された。政治的立場を超えて軍事的才能が評価され、敵国の将軍からも尊敬された騎士道精神の持ち主。