豊臣秀吉
1537年~1598年。戦国時代から安土桃山時代の武将、天下人。尾張国の農民出身から立身出世し、織田信長の重臣となった後、信長の死後に天下統一を成し遂げた。本能寺の変後の中国大返し、山崎の戦いでの明智光秀討伐、賤ヶ岳の戦いでの柴田勝家撃破など、機敏な判断力と行動力で戦国時代を駆け抜けた。小田原征伐で北条氏を滅ぼし、天下統一を完成。検地・刀狩りによる兵農分離、太閤検地による全国的土地調査など、近世社会の基盤を築いた。「人たらし」と呼ばれるほど人心掌握に長け、敵対していた武将も次々と配下に加えた。晩年は朝鮮出兵を行ったが、志半ばで病没。天下人としての手腕と人間的魅力で、日本史上最も劇的な立身出世を遂げた人物。