上杉謙信
1530年~1578年。戦国時代の武将、越後国の戦国大名。本名は長尾景虎、後に上杉政虎、輝虎。「越後の龍」「軍神」と称され、生涯不敗の名将として知られる。毘沙門天を篤く信仰し、「義」を重んじる武将として関東管領上杉憲政から関東管領職を譲られた。川中島の戦いでは武田信玄と五度激突し、特に第四次川中島の戦いでの一騎討ちは後世に語り継がれる。手取川の戦いでは織田軍を破り、その武勇を示した。「我れ兵を起こすは私のためではない、民百姓を救うためである」との信念のもと、他国からの救援要請に応じて各地を転戦。酒を愛し、生涯不犯を貫いた異色の戦国武将。内政にも優れ、青苧や越後上布の流通で経済基盤を固めた。