エーリッヒ・フロム
ドイツ系アメリカの精神分析学者・社会心理学者(1900-1980)。「愛するということ」の著者として愛について深く論じた。「愛は技術である」「愛は与えることである」など、愛の本質について洞察に富んだ名言を多数残している。愛を感情ではなく行動として捉え、愛の技術を習得することの重要性を説いた。現代社会における愛の困難さを分析し、真の愛の実現のための条件を明らかにした。自由からの逃走という概念を通じて、愛と自由の関係を考察した。愛の社会的・政治的側面についても深く分析している。