ルーミー
13世紀ペルシャの神秘主義詩人・神学者。メヴレヴィー教団の創始者として知られる。師シャムスとの出会いによって神秘体験に導かれ、愛と一体化の境地を詩に表現した。「マスナヴィー」など多くの詩作品は「ペルシャ語のコーラン」と呼ばれ、イスラム神秘主義の最高傑作とされる。「愛は橋である神と人との間の」という言葉で知られ、神への愛を人間の愛を通して表現した。旋回舞踊(セマー)を通じて神との一体化を図る修行法を確立した。その詩は現在でも世界中で愛読され、宗教の枠を超えて多くの人々に感動を与えている。