マリー・キュリー
ポーランド生まれのフランスの物理学者・化学者。放射能の研究で知られ、ラジウムとポロニウムを発見した。女性として初めてノーベル賞を受賞し、物理学賞と化学賞の両方を受賞した唯一の人物。夫ピエール・キュリーとともに放射能現象を研究し、「キュリー」という放射能の単位にその名を残した。第一次世界大戦中は移動X線車を開発し、多くの兵士の命を救った。パリ大学初の女性教授となり、女性の科学分野への進出の道を開いた。長年の放射能研究により白血病で亡くなったが、その献身的な研究姿勢と先駆的な業績は後世の科学者に大きな影響を与えた。娘イレーヌも化学者となり、科学一家として名を残した。