田中角栄
日本の政治家(1918-1993)。第64・65代内閣総理大臣を務め、「日本列島改造論」を提唱した。高等小学校卒業という学歴ながら、持ち前の才覚と人情味で政界のトップに上り詰めた。「政治は数だ」「人の心を動かすのは論理ではなく、情だ」など、政治の本質を突いた名言を残した。また「私は勉強が嫌いだったから、勉強しなくても済む方法ばかり考えていた」「貧乏人は麦を食え、と言われた時代もあったが、今は米を食えと言いたい」など、庶民感覚を忘れない人間味溢れる発言で親しまれた。その人柄と実行力は現代でも多くの政治家の手本とされている。