山田洋次
日本の映画監督(1931-)。『男はつらいよ』シリーズで国民的人気を博し、日本映画界の巨匠として活動を続けている。庶民の視点から描いた人情喜劇で多くの観客に愛された。「映画は人間を描くもの。技術や理論よりも、人間への愛情が大切」「寅さんは私の理想の人間像。自分も寅さんのように生きたい」など、人間愛に満ちた発言をしている。また「日本人は謙虚すぎる。もっと自信を持っていい」といった社会に対する温かい眼差しも示している。その優しさと洞察力に満ちた作品群は、日本映画の宝として多くの人々に愛され続けている。現在90歳を超えてなお現役で活動を続ける姿勢も尊敬を集めている。