アレクサンドロス大王
紀元前356年~323年。古代マケドニア王国の王。アリストテレスに師事し、20歳で王位を継承。13年間の東征でペルシア帝国を滅ぼし、インドまで達する大帝国を築いた。ガウガメラの戦い、イッソスの戦いなど数々の戦いで勝利を収め、敗北を知らない軍事的天才として知られる。常に軍の先頭に立って戦い、兵士たちから絶大な信頼を得た。ヘレニズム文化の創始者として、ギリシア文化とオリエント文化の融合を図った。「新しい世界の征服に向かいたいが、もう征服すべき世界が残っていない」と嘆いたとされる。32歳の若さでバビロンで没したが、短い生涯で古代世界最大の帝国を築き上げた史上最も偉大な征服者の一人。「山がマホメットのもとに来ないなら、マホメットが山のもとに行く」「不可能はない、あるのは意志の強さだけだ」などの名言で知られる。