レオンハルト・オイラー
スイスの数学者。18世紀最大の数学者の一人として知られ、極めて多産な研究者だった。オイラーの公式e^(iπ) + 1 = 0で数学の美しさを表現した。解析学、数論、幾何学、力学など幅広い分野で業績を残した。グラフ理論の創始者として、ケーニヒスベルクの橋の問題を解決した。無限級数の研究により、π/6の値を求めるなど解析学の発展に貢献した。関数の概念を発展させ、現代数学の基礎を築いた。生涯で800以上の論文を発表し、全集は80巻を超える。右目の視力を失ってもなお研究を続け、後に完全に失明しても口述により研究を継続した。13人の子供を育てながら研究を続けた家庭人でもあった。彼の導入した記号法の多くが現在でも使用されており、数学記号の標準化に大きく貢献した偉大な数学者。