ジェーン・グドール
イギリスの動物行動学者。タンザニアのゴンベ国立公園でチンパンジーの野外研究を60年以上続け、類人猿研究の第一人者となった。チンパンジーが道具を使用することを発見し、人間と動物の境界に関する従来の概念を覆した。個体に名前を付けて長期観察する手法により、チンパンジーの複雑な社会構造と感情を明らかにした。研究者から環境保護活動家へと転身し、ジェーン・グドール・インスティテュートを設立して世界的な保護活動を展開している。「希望がある限り、私たちは行動し続けなければならない」として、若い世代への環境教育にも力を入れている。